ページトップここから
アクセシビリティツール

阿尾城跡

サブサイトタイトルおすすめ観光スポット

ページID:0000284掲載日:2016年2月29日更新印刷用ページを表示する

戦国の夢まどろむ城跡《阿尾城跡》県指定史跡

阿尾城跡阿尾城跡は市街地北側の、海に面した丘陵上に築かれた戦国時代の城跡で、ここは越中と能登をつなぐ、海沿いや山越えの街道をおさえるとともに、海上の交通も把握できる重要なポイントでした。

築城の時期は不明ですが、天正・文禄年間(1573から1592)の城主として、菊池氏の名前が史料にみえます。

菊池氏は上杉謙信に従った後、織田信長配下の佐々成政に属し、さらには成政と対立した前田利家へと寝返り、戦国の世を生き抜きました。

また、前田家に伝わる文書(末森記)によると、佐々成政との阿尾城攻防戦(天正12年)に勝った利家は、前田慶次郎らを入城させたとあります。

人気コミック『花の慶次』の主人公・慶次は、この前田慶次郎のことで、かぶき者として天下に知れわたる前は、前田家の侍大将として、氷見・能登方面に従軍していました。

発掘調査によって15世紀後半から16世紀末頃の遺物が出土する一方、近年の研究によって、城下に形成された町の様子も明らかになってきました。

城跡には、本丸・二の丸・三の丸と伝えられる地点があり、展望台からは氷見ならではの素晴らしい眺望を楽しむことが出来ます。

阿尾城跡:周辺マップ