海水温が高い夏にも、魚の鮮度を落とさないのが、氷見の定置網漁法と漁師の極意。陸地から2から4kmという近くに網があり、捕れた魚を傷めることなく水揚げできるのが、氷見の魚のうまさの秘訣といえる。
定置網は氷見・山口・宮崎が発祥の地。氷見の定置網は台網と呼ばれ、もっとも古い天正年間(1573から1592)に始まったと伝えられる。
長い歴史のなかで改良されてきた氷見の定置網。それをも破る勢いでやってくるのがマグロの群れ。
クロマグロ、別名ホンマグロを、氷見では大きさによって呼び名を変える。大型で体長2m、体重150kgを超すものを「オオタロウ」と呼んでいる。
氷見のマグロは当然、生!
(写真:鮪漁)